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レーピン

イリヤ・レーピン(Ilya Repin)

ロシア近代絵画の巨匠

移動派(移動展覧会協会。ロシア各地で移動展覧会を行なった集団。)がもっとも輝かしい成果をあげた1870年代から1880年代に脚光を浴びた画家。素描画家、肖像画家、風俗画家であり、歴史画の巨匠でもあった。屯田兵(分割地を与えられた兵士)の家庭の出身で、美術奨励協会素描学校時代は、イワン・クラムスコイに師事した。当時の苦悩するロシア民衆にたいする愛情と深い洞察力は同作家のもつ思想性と結びつき、さらにその芸術性を高め、当時のロシアの現実をまざまざと大胆に勇気をもって作品に定着させた。そこには思想的リアリズムがあった。

ロシア文化の開花期に活躍

主な作品の技法は、油彩、水彩、鉛筆など。レーピンの大きな功績は、絵画技術と心理的洞察によって数々の見事な肖像画の制作もあります。同作家の活動時期は、ロシア文化の開花期であり、小説家ドストエフスキーやトルストイが力量を発揮した時期でもあります。同じく小説家で劇作家であったチェーホフやゴーリキーなどとの交流を通して、最良なものを自己の創作にも取り入れました。なお1890年11月そのチェーホフは、作曲家チャイコフスキーへの手紙の中で、音楽のチャイコフスキー、文学のトルストイに並ぶ地位を美術では占めているのはレーピンであると記しています。ただそんな著名なレーピンですが、アイヴァゾフスキーと同様にロシア画家の中でも巨匠だけあって「贋作」が非常に多い現状もあります。

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レーピン 略歴

1844-1930

ハリコフ県(現在のウクライナ)のチュグエフに生まれる。

1864年から1871年まで芸術アカデミーで学ぶ。
1873年から1876年までアカデミーの給費生としてフランスに留学する。ロシアに帰ったあと、チェグーエフ、モスクワ、ペテルブルグ(1888年から)に住む。
1878年より移動展協会会員。
1900年クオッカラ(現在レーピノ)の“ペナトゥイ”に居を移す。幾度も、ロシア国内や国外に旅行する。
1894年から1907年まで芸術アカデミー付属高等美術学校主任教授。
1898年・99年学長を務める。同時にM.K.テニシュワ夫人の絵学校で教鞭をとる。

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