藤井勉（ふじいつとむ)
可憐な少女像
秋田県生まれの洋画家。幼少の頃から画集を模写するなど絵を描くことを好み、中学時代には水墨画に惹かれる。1967年岩手大学に入学。以後岩手県盛岡市に在住。1971年岩手大学教育学部特設美術科を卒業。アンドリュー・ワイエスに傾倒し、1974年頃から愛娘の成長や自然のうつろいをテーマに写実的な細密描写で、静かで詩的感性漂う絵画の世界観を表現してきた。
静かで詩的感性漂う
洋画だけでなく多くの絵画では、図柄によって、評価や査定額が大きく変動することもあります。画家それぞれに人気のモチーフがあり、人気な図柄ほど評価や査定額が高いのが現状です。日本の画壇では、長年コレクターや購入者に人気な図柄に対して高値がつく事が多いです。写実的な女性像を中心に描いてきた藤井勉ですが、やはり3人の娘を描いた「少女像」が人気。主な作品種類は油彩、水彩、版画など。鑑定機関に関しては、神奈川・横浜市南区のアート横濱が窓口で「藤井勉鑑定委員会」になります。
藤井勉 略歴
昭和23年(1948）-平成29年（2017）
秋田県生まれ。岩手県で没。
| 昭和46年 | 岩手大学特設美術科を卒業。 |
|---|---|
| 同51年 | 第20回シェル美術賞展に≪午餐≫で佳作賞を受賞。 |
| 同52年 | 第12回昭和会展に≪剣≫、≪寂≫で優秀賞を受賞。 |
| 同53年 | 具像現代展招待出品。安井賞展入選。日本秀作美術展出品。 |
| 同55年 | 第23回安井賞受賞。同年、明日への具象展に招待出品（同59年まで）。さらに読売新聞社主催の「日本秀作美術展」に招待出品（同56年、同57年、同58年、同61年）。 |
| 同58年 | ≪春風≫で第26回安井賞展の佳作賞を受賞。 |
| 同60年 | 具象絵画ビエンナーレ展に出品。 |
藤井勉 代表作品
- ≪花の帽子≫
- ≪シオン≫など
