ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein)
ポップ・アートの雄
ポップ・アートの代表的な画家。当初は抽象表現主義風の作品を制作していたが、やがて「ベンデイ・ドット」と呼ばれる印刷物の網点を用いたスタイルで、新聞連載の通俗な漫画の１コマを表現。
2006年には高松宮殿下記念世界文化賞 絵画部門を受賞。
そんなリキテンスタインについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。
2017年には、アメリカのコレクターより個人間取引で高額売却
1962年に制作された作品「マスターピース/Masterpiece」が1億6500万ドル（約180億円）で個人間取引で売却されました。男女キャラクターが描かれた、コミック雑誌特有の吹き出しを用いたリキテンスタイン特有の作品。
絵画だけでなく版画作品も数多く手掛ける
版画では、リキテンスタインの特徴であるコミック色が弱いと100万円前後で取引きされますが、人気作品だと版画でも1000万円クラスの場合も。オリジナル作品は海外のアート市場がやはり中心で億単位で落札される。作品の技法に関してもオリジナル作品なのか？版画なのか？作技によっても評価や査定額が変わります。現代アートに関しても、やはりオリジナル作品がデッサンなどより高額な値がつきます。
リキテンスタイン 作品
≪The Den≫
≪足と手≫
≪ピカソのある静物≫
リキテンスタイン 略歴
1923-1997
アメリカ、ニューヨークに生まれる。
| 1939年 | アート・ステューデンツ・リーグに学ぶ。 |
|---|---|
| 1940年 | オハイオ州立大学で美術を学ぶ。 |
| 1949年 | 同大学で修士号取得。 |
| 1960年 | ラトガース大学ダクラス・カレッジ助教授。 |
| 1988年 | マンハッタン、ワシントン通りに現在のスタジオをかまえる。 |
リキテンスタイン 代表作品
- ≪ヘアリボンの少女≫
- ≪Look Mickey≫など
