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香月泰男

香月泰男(かづきやすお)

生命の鎮魂歌
香月泰男「朝陽」

山口県出身の同作家は、第二次世界大戦のため、1943年召集令状より満州国への動員をされます。実戦に参加することは無かったが、ソ連軍のシベリアの収容所で2年間に渡る拘置生活を送ります。厳寒の中での苛酷な労働と食料の不足によって400人のうち80人が死亡したそうです。やがて復員後、その戦争捕虜体験をテーマに描いた≪シベリア・シリーズ≫が制作されました。

単に西洋模写に終始してきた当時の日本美術の系譜から離れ、独自の方向性を打ち出した画家でもありました。

では、当ギャラリーでの香月泰男についての価格査定の見解をお伝えさせていただきます。

暖かい眼差し溢れる作風

花など多く描かれておりますが、母子像が描かれた作品は評価が高い方です。

厚塗りの画家特有の黒を表現

油彩の作品で金額的には小品であれば500万円以下の作品が多い。現在国内のアート市場では、比較的値崩れもせず、価格の相場が安定している作家とも言えます。

ただ鑑定書の取得は必須

主な作品種類は油彩、水彩、版画など。ただ同作家の作品は真贋により慎重さが問われる為、鑑定書の取得は重要視されます。なお鑑定人・鑑定機関は香月婦美子氏になり、受付窓口は東京・銀座の瞬生画廊になります。

香月泰男 作品

香月泰男「青の太陽」
≪青の太陽≫
香月泰男「美幌峠残雪:北海道より」
≪美幌峠残雪:北海道より≫
香月泰男「広場にて:タヒチより」
≪広場にて:タヒチより≫

香月泰男 略歴

明治44年(1911)-昭和49年(1974)

山口県大津郡に生まれ、同地で没。

昭和11年東京美術学校卒業。藤島武二の指導を受ける。
昭和15年国画会展佐分賞を受賞して会員に。
昭和18年敗戦後シペリアに抑留され、昭和22年に復員。
昭和24年第23回国画会展≪埋葬≫を発表。
昭和44年第1回日本芸術大賞を受賞した。

香月泰男 代表作品

  • ≪告別≫
  • ≪ダモイ≫など

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取扱い作家 絵画

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