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エルンスト

マックス・エルンスト(Max Ernst)

多彩な技法が生む幻想的な世界
マックス・エルンスト「ZWEI VGEL」

ドイツの著名な前衛芸術家であり、ダダイスム(反美学的姿勢、既成の価値観の否定など)とシュルレアリスム(超現実主義)のリーダーのひとり。コラージュ、フロッタージュ(こすり出し)、デカルコマニー(薄く解いた油絵具を画面に塗ってガラス板を押しつけてはがす)などの技法を駆使した。その幻想的な世界は、エルストン自身が敬愛するドイツ・ロマン派やギュスターヴ・モローの影響もうかがえる。

1910年代にケルンでダダイスト作品の制作時に彫刻家のジャン・アルプと友人となり、1922年にパリに移り、アンドレ・ブルトン、エリュアール、ツァラらの前衛文学者と接触。また絵画自身は独学であった。

では、そんなエルンストについて当ギャラリーの見解をお伝えさせていただきます。

ライン河畔の幻想の森で

エルンストにとって「森」「鳥」は重要な主題で、生涯を通じて繰り返し描かれております。幼い頃、しばしば父親にライン河畔に連れていかれ、その森の中で体験した日常生活と異なった自然空間がもとになっているとのこと。なおエルンストの主な作品の技法は、油彩、コラージュ、版画など。変わったところでブロンズ作品も制作。

結婚後1940年代にはニューヨークへ

第二次世界大戦で荒廃したヨーロッパの心理的解釈するような作品を制作するようになります。そんなエルンスト作品ですが、日本国内では展覧会での鑑賞以外拝見することも難しい作家でもあります。版画などは国内でのアート市場でも出品されることは比較的にありますが、油彩作品など原画が出品されることは少ないです。

エルンスト 略歴

1891-1976

ドイツ・ケルン郊外ブリュールにて生まれる。

1912年画家になることを決意。ボンとケルンで最初の個展。
1921年パリに出て、エリュアール、ブルトンらのシュルレアリストと親交を結ぶ。パリで最初のコラージュ展。
1926年フロッタージュ集「博物誌」出版。
1929年最初のコラージュ・ロマン「百頭女」出版。ジャコメッティとの交友始まる。
1931年ニューヨークで最初の個展。
1938年シュルレアリストのグループと決別。
1941年アメリカに向かう。ブルトンと和解し、亡命シュルレアリストの活動に参加。
1944年一連の彫刻を制作。
1950年パリで、戦後最初の回顧展。
1971年パリ、オランジュリー美術館で生誕80年記念展。
1975年ニューヨーク、グッゲンハイム美術館、パリ、グラン・パレ国立ギャルリーで大回顧展。

エルンスト 代表作品

  • ≪セレベスの象≫
  • ≪博物誌≫など

ギャラリーボヤージュ
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取扱い作家 絵画

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